今日のあさイチで!

今朝のあさイチ、何となく見ていると、
また禅特集でした。

イメージ 2
なんと、明珠堂の名前の由来を説明しているではありませんか!
この言葉は、仏教の古典である碧巌録から引用しました。
写真のテロップの説明にあるように、
すでに自分の掌に宝物(明珠)を持っていますよ!という言葉です。

イメージ 1
でも、NHKあさイチでこんな放送をするとは…
正直な感想は、
『いや~、こんな時代が来たか~』
です。
みなさん、迷いに迷っているようですね。

では、このところ風太小雪の闘病日記のみになっているので、
たまには明珠堂日記も書いてみます。

私は研修で坐禅をした後に読んだ
白隠禅師、坐禅和讃”というお経の、
『たとえば水の中に居て 渇を叫ぶが如くなり』
という件で何か感じる所がありました。
水の中にいるのに、喉が渇いたと騒いでいる人。
たくさん居ますね~
自分自身もそうなってはいないか?
静かに坐してみる。
そんな時間は無い!と言われそうですが、
そんな時間が、今の時代は必要なのかもしれません。

坐禅和讃
夫れ摩訶衍の禅定は 称歎するに余りあり
布施や持戒の諸波羅蜜 念仏懺悔修行等
そのしな多き諸善行 皆この中に帰するなり
一座の功をなす人も 積し無量の罪ほろぶ
悪趣何処にありぬべき 浄土即ち遠からず
かたじけなくもこの法を 一たび耳にふるる時
讃歎随喜する人は 福を得る事限りなし

況や自ら回向して 直に自性を証すれば
自性即ち無性にて 既に戯論を離れたり
因果一如の門ひらけ 無二無三の道直し
無相の相を相として 行くも帰るも余所ならず
無念の念を念として うたうも舞うも法の声
三昧無礙の空ひろく 四智円明の月さえん
この時何をか求むべき 寂滅現前するゆえに
当所即ち蓮華国 この身即ち仏なり