猫の投薬、日々鍛錬(出演:風太)
このところの一人投薬の成功率アップに気にを良くした私は、
風太への投薬中の写真撮影を決行しました。
それと同時に初心に帰って、
スランプに陥った時用にポイントを書き残すことにします。
まずは…
『何すんだよ!』
と思わせるぐらい、しっかり顔と頭を固定する。
ただ、固定すれば良いので、握りつぶさない程度。
お寿司を握るよりは、
ちょい硬めのおにぎりを握るくらいの強さです。
緩すぎず強すぎずの具合は猫によります。
ここは要練習です。
続いては…
頭を持ち上げます。
最初はバックして逃げられましたが、
慣れてくると逃げられません。
コツは、頭は持ち上げ反らしても
少し左手で下に圧力をかける、かな?
イメージでは背骨をロックする感じです。
ちょっと分かりにくいか…
今回の写真は右手の人差指で口を開けていますが、
一人投薬の時はこちら。
薬を親指と人差し指で挟んで、中指で口を開けます。
でも、思いのほか中指は力が入り難いものです。
わが家の二人掛かり、ピンセット投薬の時は、
人差指で口を開けて薬を落した後に、
開けていた人差指で“ノドチンコアタック”をします。
片手でスナップを効かせて行うので、
難しいようにも思えますが、
前歯(切歯)を抑えている指を、ヒョイと口に入れれば良いので、
二人で行うならば人差し指が楽だと思います。
教科書的ではありませんが…
さて次は…
いよいよ口を開けます。
獣医さんたちはいとも簡単に開けますが、
『嫌だーーーーー!』
と抵抗する猫には至難の業です。
それでも大変でした。
失敗すると焦ってイライラしてきます。
そのため、口を開ける時の最大のコツは!
待つ
と言うことです。
早く口を開けさせようと指に力を入れ、
無理矢理に、グッーとこじ開けようとしても、
なかなか口は開いてはくれません。
なので、気長にのんびりと、
何となく抵抗が減ったりする瞬間を待ちます。
すると、口を開く大きさには差がありますが、
パカッ!と開く時が来ます。
その瞬間に、さっと薬を入れます。
でも、そんなに慌てなくても口を閉じるのにも時間が必要なので、
しっかり投薬しましょう!
その後にノドチンコアタックで終了です。
もう、ノドチンコアタックが楽にできたら、
きっと達人でしょう!
本当かな?
あまりに抵抗が強い時は、
少し時間を空けた方が良いでしょう。
抗がん剤投与を数回失敗し『もう病院だ…』と、
諦めていた時に、時間を空けてから泣きの一発で成功しました。
それに無理するとカニの泡も吹きますし、
人間不信になります。
散々、練習されて私を信用できなくなり、
完全な香箱座りで警戒中の風太です。